2024年8月30日
temiruは株式会社temiru(親会社:株式会社三協)が運営するブランド数100以上の化粧品サンプルを無料で試せる、大人気の化粧品サンプルのお取り寄せアプリです。
百貨店では販売していない隠れた名品コスメや日本では流通していない韓国コスメなどのこだわりの化粧品を、一度に5種類まで無料で試せることが話題を呼んでいます。
テレビ取材をはじめ数多くのメディアにも取り上げられているtemiruアプリの開発をアイガーで担当させていただいたプロジェクトを振り返りながら、株式会社temiruの親会社、株式会社三協・専務取締役の山田さんに率直な感想を伺いました。
同社肝入りの新規事業のアプリ開発プロジェクト
-アプリ開発を担当させていただいたサービス「temiru」の立ち上げの背景をお聞かせください。
弊社(親会社:株式会社三協)は「誤出荷ゼロ」であることをお客様からご評価をいただいている物流倉庫事業を営む会社ですが、特に得意とする業界が化粧品業界です。
その中でも化粧品サンプルはものが小さい上、消費期限の管理や温度管理、入出荷における細かいオペレーションが必要であり、技術的な難易度が高い分野ですが、弊社はこの化粧品サンプルの配送に強みを持っています。
主要なお客様である化粧品会社様により価値貢献する方法はないかと模索する中で、弊社が取り扱う化粧品サンプルと、良質な化粧品を試したいというエンドユーザーからのニーズをマッチングするプラットフォームを作り、そこに共同配送による低コストな配送を実現できれば、より大きな価値貢献ができるのではと思い、temiruの着想に至りました。
-プラットフォーム(アプリ)の開発会社はどのように進められたのでしょうか?
前提として、temiruは社として肝入りの新規事業であり、開発会社さんに求める要求もそれなりに高いことから10社以上のアプリ開発会社を比較検討しました。
技術力・UIデザイン・対応力・コミュニケーションの相性・担当者の信頼感など様々な観点から要求を満たせる開発会社さんを見つけるのは、実際なかなか困難な作業でした。
マーケティング視点の企画力と対応力が評価され、10社以上の比較の中からアイガーを選定
-今回、アイガーを選定いただけた理由は何だったのでしょうか?
その中で、アイガーさんに決めた理由としては2つありました。
1つ目は、マーケティング視点での企画力が優れていたこと。
2つ目はプロジェクト開始後の迅速かつ柔軟な対応がイメージできたことです。
今回開発したアプリは、ユーザーの使い勝手やサンプルのお問い合わせまでの導線を考慮した設計が重要なプロジェクトでした。アイガーさんは開発会社でありながら自社でUXデザインもされているので、マーケティング視点での企画提案が優れていた点は決め手の1つでした。
また、ローンチしてから短期間で大きく成長させていくことを前提としていたので、お客様の実際の反応やニーズ、成長フェーズに合わせて随時改良していく必要がありました。そこに伴走支援をしていただけるかという点において、柔軟な対応力をと寄り添う姿勢を感じ、アイガーさんを選定をさせていただきました。
– 実際にプロジェクトを進めてみて、アイガーの印象はいかがでしたでしょうか?
プロジェクト開始後の印象としては、要件定義や設計を進めていく上で段取り良くクレバーに進めてくれるという印象でした。また新しい取り組みなので様々なアイデアが思い浮かぶ中、実際に事業として運営する弊社と同じ目線から前向きに実装方針の提案や代替案を示してくれたことが良かったです。
特に、設計フェーズでは打ち合わせ後、その日のうち〜3日には成果物に反映してくれるスピード感で進めてもらい、改善を繰り返せたことも良かったと感じています。
ローンチ後約半年で会員数約1万人、多数のテレビ番組に取り上げられる
– ローンチ後の反響と今後の事業展望について教えていただけますでしょうか?
2023年9月にtemiruをローンチしてから、ありがたいことに非常に多くの反響をいただき、想定以上に問い合わせをいただいております。
特に最大10種類も一度に化粧品サンプルをお取り寄せできる点や、隠れた良品コスメや韓国コスメがご評価いただいており、temiruのローンチ後、半年程度で会員数は1万人近くまで増えました。
また、朝日放送のテレビ番組「おはよう朝日です」にも取り上げていただき、大きな反響をいただいております。
一方、お客様には想定以上にお取り寄せいただいていることから現在品薄状態でもあるため、直近では品薄の解消と化粧品サンプルの充実に注力しているところです。
尚、temiruのビジョンは『「サンプルを試す」ことによって、自分の肌質やお好みにぴったりの化粧品を失敗せずに購入することが出来る世界をつくる』ことです。
ビジョンの実現に向けて、現在はまだtemiruを知らない方が多い状況ですが、まずは会員数10万人を目標に化粧品サンプルの充実はもちろんのこと、お客様がより自分の肌に合った化粧品を発見できる機能の充実など、より利便性の高いアプリとなるよう育てていきます。
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