2026年6月5日
パナソニック株式会社様は、新規事業の創出をミッションとする組織として、展示会で出会ったお客様にデジタルで価値を届ける場を求めていました。法人向け(BtoB)かつサブスクリプション課金にも対応するECサイトの構築をアイガーにご依頼いただき、営業日およそ30日という短期間での立ち上げを実現。プロジェクトを牽引されたソーシャルイノベーション事業推進室/事業開発部/部長の石田様、同/新規マーケティング部/係長の松本様に、プロジェクトの背景から公開後の変化までお話を伺いました。

展示会で「価値を届けきる」ために。新規事業のテストマーケティングの場としてBtoB向けECサイトを立ち上げ
ー今回のプロジェクトは、どのような経緯で始まったのですか?
石田様:もともと直接販売を行う中で、BtoBならではの契約書の取り回しなど、運用面の負荷が大きいと感じていました。一方で、展示会で興味を持ってくださったお客様に、デジタルの力でしっかり価値をお伝えしていきたいという思いもありました。私たちは新規事業を生み出していく組織なので、「自分たちで素早く試せて、うまくいかなければ素早く引ける」スピード感のある場を持っておきたかったんです。グループ全体を見渡しても、法人向け、特にサブスク課金に対応したECサイトは目立ったものがなかったので、「ぜひここを立ち上げておこう」と踏み切りました。

一番の壁は「日程」。10月の展示会が動かせないリミットだった
ープロジェクトを進める中で、最もご苦労されたのはどのような点でしたか?
石田様:やはり日程感が非常にタイトだったことです。10月頭の展示会でお客様に知っていただくことが大きな目的だったので、ここを逃すと1〜2か月遅れてしまう。そうなると、その年度の成果にもつながりにくくなります。決して低いハードルではありませんでしたが、「10月公開」をあえて動かさないリミットとしてピン留めし、自分たちなりに腹落ちさせて臨みました。
「今それは決めなくていい」という整理力と伴走姿勢が決め手に
ー発注先を選定される際、最も重視されたのはどのような点でしたか?
石田様:今回、6〜7社と商談し比較検討をしました。日程に余裕がなかったので、まずコミュニケーションの取りやすさです。加えて、コンパクトな依頼にも対応いただけて、中長期で一緒に取り組んでいける——その両方ができる柔軟さも重視しました。各社さん実績はお持ちなのですが、それが本当に私たちの業界・商材にハマるかは、正直やってみないと分からない部分があります。だからこそ、まず足元で必要なサイトを確実に作っていただきつつ、その後も会話を重ねながら発展させていける、その絵が描けるかどうかを大事にしました。
ー最終的に、アイガーに決めていただいた理由はどこにありましたか?
石田様:決め手は、整理の仕方でした。私たちが「あれもこれも」と迷っているときに、「今それは決めなくて大丈夫ですよ」と、本当にやるべきこと——まずはサイトを立ち上げる準備——に絞って導いてくださったんです。正直なところ、私たちは「ドメインって何ですか?」というレベルからのスタートでした。そんな私たちを、最低限必要なところまで一緒に引き上げながら走ってくださった。そこに安心して任せられると感じました。
「いけるでしょう」の一言が安心感に。約30営業日でサイト公開を実現
ー開発を進める中で、印象に残っている対応はありましたか?
石田様:日程が厳しく、社内でも「本当に間に合うのか」という心配の声はありました。そんな中で、担当の中嶋さんの「いけるでしょう」という一言に、強い安心感をいただきました。私たちには判断がつかない部分でも、「中嶋さんが大丈夫と言うなら、きっといける」と思える。その安心感に支えられた場面は多かったです。
松本様:受注後にきちんと形にできるのか、という点は当初不安もありました。それでも実際に、なんとか公開に間に合わせていただけた。土壇場まで本当にありがたかったです。

「ECサイトを開いています」と言える強み。問い合わせもコンスタントに
ーサイト公開後、どのような変化がありましたか?
石田様:展示会で「ECサイトを開いています」とお客様にお伝えできるようになったのが大きいです。以前は「詳細はウェブをご覧ください」としか言えませんでした。今回は法人向けのサイトとしては初めての立ち上げで、法人のお客様が多い展示会では、ご説明もしやすく、お客様にもアクセスしていただきやすくなりました。公開後もコンスタントにお問い合わせをいただいています。サイト運営の習熟度はまだこれからですが、「次はこうしていきたい」という声が社内からも出始めているところです。

今後はCRM・業務効率化へ。引き続きパートナーとして取り組みを重ねたい
ー今後、アイガーと一緒に取り組んでいきたいことはありますか?
松本様:CRMはもちろんですが、サイトを作ったもう一つの目的である業務効率化を、しっかり進めていきたいです。新規事業は「連打」しないと当たりません。一方でいつも少人数で取り組んでいるので、付帯して発生する業務をどれだけ削減できるかが本質的に重要になります。決済まわりはしっかり整えつつ、営業事務的な作業はAIやRPAで圧縮していきたい。問い合わせ対応で発生する情報収集を自動化し、本社の基幹システムへ連携していければと考えています。
ー同じようにサイト立ち上げやシステム導入で悩む企業へ、おすすめするとすれば?
石田様:今回は本当にタフな案件だったと思います。キックオフから営業日でおよそ30日。「最短でできます」と言いつつ、実際は要望が重なって延びていく——そういう世界もある中で、本当に最短で立ち上げきってくださいました。そんなタフなオーダーにもしっかり応えてくださる。それができるということは、じっくり時間をかけて取り組む案件なら、もっと品質高く仕上げてくださるはずだと思っています。

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