2024年8月30日
ウェルグループ様は全17社からなる関西有数の医療法人・社会福祉法人グループです。
自社のDXにおける先進的な取り組みをソリューション化し、医療・介護業界の法人にも提供されている同社ですが、この度さらなるDXの推進のため、アイガーにシステム開発をご依頼いただきました。
今回、約1年もの間に4件のシステムを開発を行うという同社の中でも大きなDXプロジェクトを振り返りながら、担当者であるウェルグループの中核会社、ウェルコンサル株式会社・総務マネージャーの尾崎さんに率直な感想をお伺いしました。
技術力が評価され、10社以上の比較の中からアイガーを選定
-今回の一連のシステム開発の背景をお聞かせください。
ウェルグループは、人材不足が業界全体の主要な課題である中、業界内でもいち早く海外からの働き手の受け入れを行ったり、スキマ時間を有効活用して就労できるサービスを企画したりと、先進的な取り組みを進めてきました。
その中で、以下の2つのシステム開発プロジェクトが発足しました。
- 人材マッチングにおける業務システムの開発
- スキマ時間に就労できるアプリケーションの開発
また、グループ内にシステム開発会社はあったものの、得意な技術領域との相性や、開発規模の問題があり、外部の開発会社を探すことになりました。
-開発会社の選定はどのように進められたのでしょうか?
10社以上のシステム開発会社と話を進める中で、弊社は複数のプロジェクトを同時に進行させる必要があり、その中で技術力と柔軟な対応力の双方を持ち合わせた会社を探していました。
また、事業そのものと一連の業務を俯瞰的に見て要点を押さえたシステム開発をしていただけるかも重要な判断軸に置いていました。
-開発会社にアイガーを選定いただいた理由は何だったのでしょうか?
最終的にアイガーを選んだ理由は、技術的な難易度が高いであろう要求にも対応できる技術力でした。実際他社への相談では対応ができないと言われた要件を満たすことができた点や、予算上の制約を考慮しながら、高品質な要点を押さえたシステムになるよう具体的な提案を分かりやすくしてくれた点が決め手となりました。
約1年間に4件発注の理由は「寄り添ってくれる姿勢」
– わずか約1年の間に4件ものシステム開発をご発注いただいています。弊社のどの部分を良いと感じて頂けているのでしょうか?
まず、はじめてお会いした時から変わらない「寄り添ってくれる姿勢」に魅力を感じています。実際、プロジェクトを進める中で、解決すべき課題が明確になっていないケースや業務の棚卸しができていないケースも多々ありましたが、発注前のフェーズであっても能動的に要件を整理してくださったこと、また予算の制約がありやりたいことが実現できるのか雲行きが怪しくなった中でも、なんとか工夫し打開策を提示してくださったのがありがたかったです。
また、実際に一緒に取り組んでみて、理解度が高く情報整理が上手い点も大きな魅力でした。要件が複雑なことでイメージの共有が難航した部分もありましたが、口頭による少ない情報から、すぐに画面イメージを作成してくださり、うまく可視化いただいたことで迅速かつ確実に課題が解消されていきました。
途中、要求や要件を変更する場面もあったのですが、業務全体を俯瞰的に見ていただけているので全体の整合性をうまく合わせて、プロジェクトを足止めすることなく進めていただけた点は魅力でした。
DXプロジェクトは発注者とベンダーの共通認識の形成が成否を分ける
– 一連のプロジェクトを通じて、DXプロジェクトの成否を左右するポイントは何だったとお考えでしょうか?
DXプロジェクトの成功において、曖昧な要件を具体化し、発注者とベンダーの共通認識をうまく取ることが重要だと感じています。
今回、アイガーさんは初めてお会いした際の印象のまま、常に現場の課題や要望に対して寄り添ってくださったことで弊社とうまくその共通認識が取れたのだと感じています。
当然のことながら業務や現場をより理解しているのは発注者側ですし、課題の解消方法や要求の実現方法に詳しいのは受託者であるシステム開発会社です。
加えて、世の中のほとんどのDXプロジェクトでは最初に描いた絵の通りに進捗することはありませんし、最初の絵が曖昧なことも多いのが実情だと思います。
そのような前提の中、プロジェクトの進行途中に見えてきた問題があったり、要求の変更や追加があったとしてもアイガーさんのように常に寄り添って対応いただけるベンダーさんだと、うまく状況に応じて発注者とベンダーでの共通認識が形成できるので、多少想定外の事象が起きても柔軟に対応しプロジェクトを成功させられると思います。
アイガーさんには、今後もウェルグループのDXを推進する主要なパートナーとして、ぜひ協力をお願いします。
この記事をシェア