構築したアプリの概要
メールの文面を入力するとそのメールに対する返信を作成するAIアプリを作成しました。
長い文面で返信する、短い文面で返信する、返信内容をブラッシュアップするなど処理を選択できます。
使用する技術等
Dify
アプリケーションのUIおよび処理の構築にはAIプラットフォームのDifyを作成しました。
OpenAI API
プロンプトの生成にAPI経由でChatGPTを使用します。 DifyはさまざまなLLMを使用できるためGemini、Claudeなどお好みのLLMを使用することができます。
基本的な処理の流れ
①返信するメールの文面を貼り付ける
②概要からLPの構成を作成する(LLM)
③概要+②のLPの構成でLPを生成するプロンプトを作成
④v0にパラメータで渡すためのURLを生成
⑤プロンプトとv0へのリンクを表示
入力のサンプル
返信したいメールの文面を貼り付けます。
してほしいこととして「返信」「要約」「ブラッシュアップ」を選べます。
出力のサンプル
要望に応じたメールの文面がアウトプットされます。
この事例のポイント
①メールの返信を自動作成できるため、お客様の問い合わせの対応時間を削減できる。
②ドキュメントを読み込ませてFAQやマニュアルに基づいた返信を作成することも可能
③過去のメールの返信を学習させれば、履歴に基づいた返信を作成することが可能
課題
都度、アプリにメールの文面を貼り付ける必要があるので、メーラーなどに組み込むことができればさらに使い勝手のいいアプリにできる余地がありそうです。
意図しない文面が生成されることもあるので完全自動化はリスクがありそうです。
まとめ
テキストを生成することは生成AIの得意分野のため、メールの返信作成はAIとの親和性が高い処理だと感じました。
Slackなどのチャットツールやお問い合わせ管理ツールに埋め込めば実務でも十分役立ちそうです。
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